優良血統・育児環境重視の子犬販売店 ブランシアン

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すこやかに育てる育児法
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すこやかに子犬を育てるのは意外と単純な事なのです。
ひとつは社会性を意識した子犬の選び方と、お迎え方。もうひとつは、いろんな経験をさせながらおおらかに育てるという事です。
お客様からしつけについてのご相談も多いのですが、いろんな飼育本を読み漁ったり、よくわからないネットの情報を鵜呑みにされたりで、意外と単純な事を難しくとらえてしまっているパターンも目に付きます。
そこで、このページでは、私の考える育児法を少しお話ししたいと思います。
子犬を選ぶ時ってどんな基準で探されますか?

健康なのは当たり前、やっぱり人なつっこくて、しつけやすくてという性格面を重視される方が多いのではないでしょうか?

いくら容姿が良くても人の言う事を聞かない、吠えまくるでは飼い主様も苦労しますし、第一、人に迷惑がかかります。

まずはその「性格面」に影響を与える社会性についてお話しします。



まず、最高のパートナーになるための要素ですが、

1. 血統や血筋による先天的要素が2割
2. ブリーダーの環境面が2割
3. その後成犬になるまでの飼い主さんの接し方が6割

と、よく言われます。

で、いかにして社会性を身に付けるかなのですが、
実は生後1ヶ月〜4ヶ月ぐらいまでの過ごし方でその子の一生がほぼ決まってしまうのです。


これは人間に当てはめればよく分かるのですが、

例えば、日本人は英語が苦手ですよね。よく、「学校で10年も勉強したのに不思議・・・」なんて外国人の方から揶揄されたりします。(実は私も英語はサッパリです・・・)

専門的な事はよくわからないのですが、日本人が英語を話せない理由のひとつに「英語耳が出来ていない」という事があるそうです。
しかも、英語耳は6歳ぐらいまでに英語に多く触れていないと育たないそうです。
それ以上になると日本語耳のみで固まるらしいのです。

こんな話しを十数年前にある人から聞いて、慌てて娘を英語塾に入れた記憶があります・・・

その他にも、幼稚園までに人に接する機会が少ない子は人見知りが激しくなるとか・・・

こういった、
あることを学習するには最適な時期があって、それを過ぎると学習困難になる期間の事を「臨界期」といいます。

子犬の場合の「臨界期」は生後1ヶ月〜4ヶ月までの約3ヶ月間と短いので、事は穏やかではありません。この時期にしっかりと社会性を身に着けておかないと後々すごく苦労することになるのです。



それではこの「臨界期」をふまえて先に示した1〜3の要素を解説しますね。

まず、1の先天的要素なのですが、単に血統というだけでなく、親犬の性格や育児の接し方も含んだ、いわゆるベースの部分とお考え下さい。

母犬からおっぱいを飲ませてもらったり、排便を手伝ってもらったり、子犬は目も開かないうちから本能的に母犬の性格を読み取ります。これからいろいろな学習をする為の準備を行なっているのですね。

血統というのは単なる血の流れではなく、どんなふうに人間と接してきたかという文化の流れです。
例えば、乱交配を繰り返されて単なる商品として接して来られたのか、あるいは、ショードッグとして愛情を持って訓練されてきた家系なのか、それによって母犬の持っている素養も大きく違ってきます。

このベースの部分がこれから学習する為の引き出しの多さに繋がります。
良血統というのは伊達では無いという事なんですね。


次に2のブリーダー環境。
普通生後2ヶ月程度まではブリーダー宅で過ごさせます。先ほど子犬の社会性を身につける「臨界期」は生後1〜4ヶ月程度までと言いましたが、その3分の1の時期をブリーダー宅で学習するわけです。

この時期の育児環境というのはブリーダーによって雲泥の差が出来てきます。そもそも「社会性を身につける重要な時期」という認識がまったく無い繁殖屋が大半なのです。

まず、母犬の存在。
母犬は自分が子犬の頃にみずから母犬から育ててもらった体験で本能的に育児をします。
それに、普段からブリーダーより愛情を掛けられる事で母犬の情緒面に厚みが出てきます。

そして兄弟姉妹の存在。
母犬のもと、けんかしたり競争したり、寄り添って眠ったり・・・
この幼児体験が集団行動の基礎を作ります。

最後に人間やその他の犬の存在。
人間社会に生きていく以上、人との接し方は重要です。
よく「ブリーダーが愛情込めて育てました」なんて私も子犬情報へ書いていますが、
この「愛情込めて」というのは、いかに子犬と多くかかわっているか、接しているかという事なのです。

感染症などの対策を行なったうえで、可能な限りブリーダー自身やいろんな人に接する機会を設け人に慣れさせます。
また、母犬以外の犬たちと多くふれあいを持つ事で、情緒面を豊かにしていきます。


ただ、以上の事は飼い主様ではどうしようも無い事ですよね。直接手が出せない部分ですので。

なので、
まず上記1と2がきちんと備わっているか?という選び方をしなければいけません。
そう考えると、まず大事な時期をショーケースに閉じ込められているペットショップは論外という話しになりますし、生後56日以前に展示されている場合は要注意です。
そして、規模の大きすぎる繁殖屋は2の部分で到底手が回りません。また、セリ市などに出す商業繁殖専門の繁殖屋も避けるべきです。

ブリーダーを見分けるのは難しいかも知れませんが、単純に人間に置き換えて「人間の幼児が育つ環境として適切か?」という観点で見てみるとよいかもしれませんね。


そして、3の飼い主様の育て方です。

生後2ヶ月でお迎えいただいたケースでは1回目のワクチンしか打っていません。
2回目のワクチンまでは散歩も外出もなるべく控えてもらいたいのですが、だからと言ってあまりにも「箱入り」に育ててしまうと臨界期が過ぎてしまいます。

「社会性」を身につける為に必要な事は、単純にふれあいの機会をたくさん設ける事です。

まず、毎日10分〜20分程度を数回設けて家族皆さんで子犬を触りまくってください(お迎え後環境に慣れてから)。
おなかを触ったり、口の中に指を入れてみたり、耳を触ってみたり・・・
これをする事で、あとで耳掃除をしたり、爪を切ったりというお手入れがラクになります。
ただし、嫌がるのを無理に行なわないで下さいね。楽しい遊びが大事ですので。

次に、お友達や身内の方をどんどん家に招いてふれあいを持たせてください。
病気予防をきちんとしているお友達のワンちゃんなら会わせてあげてもOKです。
こうする事でいろんな人や犬に慣れ、接し方も学習していきます。

だっこして、土にさえ触れさせなければ短時間のお散歩もおすすめします。
外の世界に慣れさせて、ご近所の人にも可愛がってもらえば愛嬌の良い子になります。

ただし、素性の分からない犬には触れさせないで下さいね。

こうして接する機会を多く持つと、実は飼い主様自身もいろんな経験をするようになります。
子犬も飼い主様もお互い分かり合える事で自然と信頼感がでてくるのですね。そうすると、あらためてしつけなんて考えなくても自然とアイコンタクトができるようになります。


しつけとは自然におこなうもの、方法論でやってもお互いストレスになるだけですから。

以上の話しを聞いて「ウチの子は臆病で・・・でも臨界期は過ぎてるし・・・」と顔が青くなっている方、1と2の要素がしっかりとしていればまだまだリカバリーは大丈夫です。これからどんどんふれあいを多く持ってくださいね。


※3回目の予防接種をすすめられる獣医さんもいらっしゃるので、必ずしもワクチンは2回で完結ではありませんが、3回目のワクチンが終わるまで外出させてはいけない!というのはやりすぎです。
ワクチンは回数ではなくタイミングですので、生後3カ月頃に2回目を打てばほぼ抗体はつきます。臨界期が来る最後のひと月は、ぜひ外の世界をたっぷり経験させてあげて下さい。
最悪でも病気は治療で治りますが、性格はなかなか治りませんよ。






子犬を選ばれる際はしっかり両目を開けて、本当にこだわって探してください。
でも、大事な家族として迎えた子犬に対しては、片目をつむって接しても良いのではないでしょうか?

よく飼育本などには「子犬を迎い入れたその日からしつけは始まります」なんて書かれていますが、私はそうは思いません。
子犬をお迎えいただいてまず考える事は、新しい環境に慣れてもらう事と、飼い主様との信頼関係を築く事。だって、いきなり知らない人から厳しくしつけられても、恐怖心を植えつけるだけですからね。

それに、いきなり完璧を求めてもいけません。中には最初からトイレもばっちり!なんて子も多いですが、人間の子供ですらともすると小学校にあがってもおねしょをしたりするわけですから、なかなかトイレを覚えないからといって神経質になってはいけません。

そもそも「それってしつけが必要なの?」と思う事もあります。「子犬がいろんなものをかじって困るんです!」なんて、しつけの前に、かじられたら困るものは片付ければ早い話です。来客時に数回吠えるだけの子を「無駄吠え」なんて悩まれる人もいらっしゃいますしね。


私もいろんなお客様の相談を受けて思う事なのですが、総じて神経質な人ほどしつけはうまくいかないものです。
逆におばあちゃんが孫に接するように、毅然としながらも甘いところでは甘いという接し方が一番お互いにストレスがかかりません。

しつけ教室の先生からは叱られるかもしれませんが、何も警察犬とか盲導犬を育てるわけではないですからね。人に迷惑をかけない、人との生活に重大な影響をあたえなければ、私は少々の事はその子の個性だと思います。
「うちの子、お手を覚えないんです」って悩まれていた方もおられましたが、そんなのはしつけにもならない「芸」です。お互いストレスを感じてまで覚えさせるものではありませんよね。


先日も「うちのわんこは、子供が熱を出して寝込んだ時はずっとつきっきりで看病して、ふとんがずれ落ちたら吠えてしらせてくれるんです。」というほのぼのとしたお話しをお聞きしましたが、そういったわんこは、やはり飼い主さんもおおらかな方です。

「うちの子、本当に言う事をきかないんです」なんてお感じの方は、一旦これまでの接し方をリセットされて、少々の事では動じないおおらかさを意識されてみてはいかがでしょうか?
わんこのはなし